最初は、塗装で直す。
キットのメッキは漂白剤でも落ちず、研磨して下地から作り直しました。明るいシルバーへ焼け色を重ね、実車のチタンマフラーへ近づけます。
キットのマフラーを塗り直すだけでは、実車の形と焼け表現へ届かない。撮影写真、実車測定、公式写真をもとにCADで設計し、約10回の試作と塗装実験を経て、1/9模型用マフラーを作り直した記録です。

01 / START
キットのメッキは漂白剤でも落ちず、研磨して下地から作り直しました。明るいシルバーへ焼け色を重ね、実車のチタンマフラーへ近づけます。
依頼主から得た写真と測定値をもとにCAD化。模型的な厚み、塗膜、研磨作業まで考慮し、バンドやステーを別部品へ変更しました。
02 / PROCESS
実車写真、測定値、公式画像を照合し、主要寸法と見た目の特徴を拾います。
測定値が矛盾しないように形状を構築し、模型上の印象も確認します。
出力、仮組み、研磨、塗膜の厚みを確認し、約10回の試作を重ねます。
前後バンドとステーを別部品にし、表面処理と塗装を成立させます。
黄、赤、青、透明クリアーを連続して吹き、艶を落とさずグラデーションを作ります。
03 / FINDINGS
グロスブラックとクリアーを平滑に仕上げ、明るい金属層を少量ずつ重ねる必要がありました。
焼け色の境界を細く吹くほど艶が落ちます。色と透明クリアーを連続して吹き、表面を維持しました。
一体造形ではバンド周辺の塗膜が厚くなりました。磨きと塗装を考え、別部品化する方が合理的でした。
04 / LINKS
模型部品は、設計値どおりに出力できても完成ではありません。磨けること、塗れること、取り付けられることまで含めて設計する。今回のマフラーは、CADと3Dプリントを模型工作へつなげる実例になりました。