299 WORKS 299 WORKS BY 299工場長
299 WORKS / JOURNAL 013 ARTICLES / JULY 2026
AI / BLENDER / 3D PRINT / FIGURE

AIでオリジナルフィギュアをつくる。

絵を描けず、3D原型を一から造形できなくても、AIを制作工程へ組み込めば模型の横に置ける人物を作れるのか。1/24の「299店員さん」を、原画から3D生成、Blender修正、レジン出力、塗装まで進めた3回の記録を、読む順番どおりにまとめます。

1/24299 SHOP STAFF
ORIGINAL FIGURE
原画、3D生成データ、完成フィギュアを並べた制作イメージ
ORIGINAL IMAGECHATGPTTRIPO STUDIOBLENDERELEGOO MARS 5PAINTING

01 / OVERVIEW

「立体にした」ではなく、
模型として使えるところまで。

WORKFLOW
01キャラクター原画店員さんの外見と衣装を決める。
023D生成用画像立体物を撮影したような画像へ調整。
03AIで3D生成Tripo Studioで三角形メッシュを生成。
04Blender修正寸法、薄さ、隙間、非多様体を確認。
05レジン出力出力角度を変えて形状の残り方を比較。
06塗装・完成目の自作デカールを含めて1/24模型へ。

このシリーズの主題は、AI画像や3Dデータそのものの紹介ではありません。小スケールで破損せず、塗装でき、車やバイクの隣に置いたときに人物として成立するかを実物で確認しています。

02 / FINDINGS

実際に試して分かったこと。

NOT GENERAL RULES
01

アニメ絵を、そのまま3Dへ渡さない。

今回の条件では、アニメ調の原画をいったんフィギュアを撮影したような画像へ変換してから3D生成へ渡す方が、狙った立体になりやすい結果でした。

02

生成できることと、
出力できることは別。

エプロンの紐、髪の先端、身体との狭い隙間などは、画面上で形があっても小スケールでは消失や破損の原因になります。薄さ・細さ・隙間の確認が必要です。

03

0.5mmは今回の機材での
安全側の目安。

ELEGOO Mars 5と今回の材料・設定による試験では、板厚、穴、溝は0.5mm前後から安定しました。これは普遍的な限界値ではなく、Redの制作環境で得た基準です。

04

出力方向には「全部が最良」はない。

顔、髪、背面、エプロンの内側では、きれいに残る角度が異なりました。総合的には頭を上にした45度が無難でしたが、優先する造形に合わせて角度を選ぶ必要があります。

03 / ARTICLES

3本の記事を、制作順に読む。

READING GUIDE
012026.07.18

原型データ編

店員さんの原画を決め、3D生成に適した画像へ変換し、Tripo Studioで原型データを作るまで。

  • キャラクター原画の決定
  • フィギュア写真風画像への変換
  • Tripo Studioの生成条件
ブログ記事を読む ↗
022026.07.22

Blenderで修正編

1/24へ寸法を合わせ、プリンターの試験片から出力限界を把握。薄い部分、狭い隙間、データ不良を確認します。

  • Mars 5の出力試験
  • 頭身から1/24サイズへ変更
  • 薄板・近接・非多様体の確認
ブログ記事を読む ↗
032026.07.29

出力から完成編

4方向の出力を比較し、修正箇所が残ったかを検証。アクリル塗装と目のデカールを経て、車の横へ並べます。

  • 出力角度4種類の比較
  • Blender修正結果の確認
  • 塗装・自作デカール・完成展示
ブログ記事を読む ↗
CONCLUSION

AI生成物から、1/24の模型へ。

できたこと

原画を描かず、3D原型を一から造形せずに、模型の横へ置けるオリジナル人物を完成させました。

残った課題

小スケールの顔や目を人物として見せる塗装、出力面の処理、造形ごとの最適な出力方向には、引き続き実作業が必要です。

次につながったもの

寸法確認や薄部検査など、作業中の困りごとから模型制作用Blenderアドオンの開発へつながりました。