アニメ絵を、そのまま3Dへ渡さない。
今回の条件では、アニメ調の原画をいったんフィギュアを撮影したような画像へ変換してから3D生成へ渡す方が、狙った立体になりやすい結果でした。
絵を描けず、3D原型を一から造形できなくても、AIを制作工程へ組み込めば模型の横に置ける人物を作れるのか。1/24の「299店員さん」を、原画から3D生成、Blender修正、レジン出力、塗装まで進めた3回の記録を、読む順番どおりにまとめます。
01 / OVERVIEW
このシリーズの主題は、AI画像や3Dデータそのものの紹介ではありません。小スケールで破損せず、塗装でき、車やバイクの隣に置いたときに人物として成立するかを実物で確認しています。
02 / FINDINGS
今回の条件では、アニメ調の原画をいったんフィギュアを撮影したような画像へ変換してから3D生成へ渡す方が、狙った立体になりやすい結果でした。
エプロンの紐、髪の先端、身体との狭い隙間などは、画面上で形があっても小スケールでは消失や破損の原因になります。薄さ・細さ・隙間の確認が必要です。
ELEGOO Mars 5と今回の材料・設定による試験では、板厚、穴、溝は0.5mm前後から安定しました。これは普遍的な限界値ではなく、Redの制作環境で得た基準です。
顔、髪、背面、エプロンの内側では、きれいに残る角度が異なりました。総合的には頭を上にした45度が無難でしたが、優先する造形に合わせて角度を選ぶ必要があります。
03 / ARTICLES
店員さんの原画を決め、3D生成に適した画像へ変換し、Tripo Studioで原型データを作るまで。
1/24へ寸法を合わせ、プリンターの試験片から出力限界を把握。薄い部分、狭い隙間、データ不良を確認します。
4方向の出力を比較し、修正箇所が残ったかを検証。アクリル塗装と目のデカールを経て、車の横へ並べます。
原画を描かず、3D原型を一から造形せずに、模型の横へ置けるオリジナル人物を完成させました。
小スケールの顔や目を人物として見せる塗装、出力面の処理、造形ごとの最適な出力方向には、引き続き実作業が必要です。
寸法確認や薄部検査など、作業中の困りごとから模型制作用Blenderアドオンの開発へつながりました。